
日本文化を探る
何気ない日常会話に潜む仏教用語 其の三
私たちは、日常の生活の中でそうとは知らず仏教用語を使って話しをしていると言います。同じ意味で使われているものもあれば、まったく異なる意味として使われているものもあるようです。本来の意味を知ると、その言葉を深く感じることができますし、なぜその言葉が使われるようになったのかの由来を知るとさらにその言葉自体にも納得できるかもしれません。この記事では、筆者や、筆者の身近にいる人たちとの何気ない会話から仏教用語をご紹介していこうと思います。
友人「うちの旦那がさ、自分で登録した暗証番号を忘れたって、昨晩大騒ぎ(笑)」
筆者「それ、わかるわ。私は、携帯番号の暗証番号、もう、なんだったかすっかり忘れてるもん。機種変更の時、毎回、これかな?じゃあ、これかな?って」
筆者「それ、わかるわ。私は、携帯番号の暗証番号、もう、なんだったかすっかり忘れてるもん。機種変更の時、毎回、これかな?じゃあ、これかな?って」
キャッシュカードやクレジットカードなどの暗証番号やパスワード、IDは、悪用を防ぐために同じものを使いまわしてはいけないということで、別々にしていますが、これがまた思い出すのにひと苦労です。そこで、今回は、どうすれば他人に推測されにくい、また、本人が覚えやすい暗証番号を設定するか、というお話ではなく、さて、今回の会話の中に仏教用語は入っていたでしょうか。
-「旦那」

-「暗証番号」

「暗証の禅師」とは、理解や研究をあなどり、実践だけで悟れるとすることとあります。一般的に当てはめると、聞きかじっただけなのにすべてを理解したように思い込むこと似ているような気がします。もしそういうことならば、筆者はすでに「暗証の禅師」です。まだまだ修行が必要です。
ライター:惣元美由紀
画像素材:PIXTA
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