3日間で1200年in坂本(3日目)

大学コラボプロジェクト

3日間で1200年in坂本(3日目)

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2020年2月22日~24日 大学コラボプロジェクトメンバーによる企画 「3日間で1200年 in 坂本」を開催!

「3日間で1200年in 坂本」
《3日目》
■朝の勤行・食の修行
時 間:06:00~07:00
場 所:律院
■日吉大社神事参加・坂本散策
時 間:09:00~12:00
場 所:日吉大社
■終了式
時 間:14:00~17:00
場 所:滋賀院門跡

学生たちはこの3日間、里坊に宿泊し、食事作法に従っての朝・昼・夜の食事、朝は勤行とこれまでの生活で体験したことのない新鮮な時間を過ごしました。

最終日は、3日間、食事や宿泊場所をご提供してくださった「比叡山 律院」の境内や、日吉大社まで続く坂本のメインロードを感謝の気持ちを込めて掃除しました。

交流会に参加されていた、日吉大社・山王祭実行委員会 事務局長からお誘いを受け、日吉大社の鈴かけ神事を見学。交流会を通して新たな交流がさらに生まれたことも学生たちにとっては貴重な体験です。その後、日吉大社の境内、坂本の町を散策し、滋賀院門跡にてこの3日間を振り返りました。

比叡山延暦寺や坂本の町の魅力をもっと発信していきたいと感じた3日間

普段の坂本を訪れても、坂本の住んでいる人と関わる機会はほとんどないので、地元の人々ならではの詳しい話を聞くことができ非常におもしろかった。今回の企画を通してよりいっそう坂本の人たちと交流をしてみたくなったし、もっと魅力を発信していきたいと感じた。
坂本の魅力を、今回の企画とは関係のない場面でも個人的に積極的に発信したい。

仲間と協力し合い、ひとつのことを成し遂げた3日間

無事に終わることができほっとした。なかなか体験できないようなことをたくさんできたし、なによりも同じ志を持った者同士で協力し、ひとつのことを成し遂げられたということが自信になったし嬉しかった。そしてその手伝いを、本当にいろんな人がしてくれ、感謝の言葉もない。いろんな方に歓迎してもらい、また助けてもらった。3日間だけだが確かに忘己利他の教えの息吹を感じた。

坂本の町を好きになった3日間

魅力のつまった町だと気付いた。交流会に参加していたボランティアガイドの方から四季折々の魅力を聞き、色々な季節に来てみたいと思った。新緑の季節が楽しみ。
坂本や天台宗に愛着を感じてきた。全く知らない、興味のなかった町に愛着を感じた。

ワーキングの際に訪れた時は、人があまり歩いていなかったけれども、日吉大社の「鈴かけ神事」では、若い人も含めて多くの人が祭のために集まっていてステキな街だと思った。
精進料理のふるまいの席や、行く先々を通して感じたのは、坂本の価値の大きさ。坂本の歴史の深さとその価値を感じた。

比叡山延暦寺や日吉大社などの寺社、山王祭、石垣、そばなど、坂本の数多くの魅力を作り出し支えているのは、それに関わる人々の坂本への熱い思いや深い愛であることが、この体験を通じて感じた。

たくさんの「ありがとう」を見付けた3日間

このプロジェクトで出会ったすべての人に「ありがとう」
3日間過ごした環境、自分が今まで過ごしてきた環境、食のすべてに「ありがとう」
今日も生きさせてくれて、一生懸命になるエネルギーをくれた命に「ありがとう」
時間を消費して自分を応援して励ましてくれたみんなに「ありがとう」

交流会の後、遅い時間なのに温泉まで送迎してくれて「ありがとう」
修行を教えてくださったお坊さんに「ありがとう」
企画してくださった先輩、そして支援をくださった方に「ありがとう」
ご飯を作ってくださった律院の方に「ありがとう」
学生と関わってくれたすべての方に「ありがとう」
数えきれない「ありがとう」を与えてくれて「ありがとう」
大学コラボプロジェクトのメンバーの中には、これを持って卒業するメンバーが数名います。このプロジェクトを通し「多くの人と出会い、また、さまざまな修行を通じて学んだ仏教の教えなどは、自分の価値観、人生観、思想を考える大きなもので、今後の人生の中でも絶対に生きてくる」と感じた学生もいたように、きっと新しい環境でも今回のことが役立つときがくるかもしれません。新しい環境でもまた新たな「仲間」、そして「ありがとう」をたくさん見付けてください。
このプロジェクトはまだまだ続きます。「同世代がこんなことしているんだ!と、自分ならすごく不思議に思って興味が出るし、そこで得られるものも個々違って良いというのを学んだため、いろんなところから同世代の人に来てもらって、どう感じたかをその人の言葉で伝え継いでほしい」けれども、「興味のない人にはきびしいかもしれない」と学生たちが感じたように、このプロジェクトをどのように同世代に広げていくかが今後の課題でもあります。さぁ、また新たな1年のスタートです。