令和3年3月13日「第32回比叡の大護摩」を訪れて
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いろり端

探訪「1200年の魅力交流」

令和3年3月13日「第32回比叡の大護摩」を訪れて

 比叡山に春を告げる比叡の大護摩は、比叡山宗教サミットの精神「世界平和への祈り」を受け継ぎ1990年から始まり、2021年で第32回目を迎えました。
 3月13日に比叡山延暦寺西塔・峰道広場の伝教大師尊像前で営まれた1日6座の法要のうち、初座と第2座の大護摩供に参列しました。

 森川宏映天台座主、千日回峰行を満行された大阿闍梨をはじめ行者の皆様によって、全国から託された護摩木およそ数十万本が燃え盛る炎に投じられ、今年は世界平和と共に震災犠牲者の慰霊とコロナ禍の早期終息、それぞれの諸願成就など祈りがささげられました。

 白い装束に身を包んだ行者のみなさんの行列が始まると自然と手を合わせ、しばし静寂に身を委ねました。

 初座の大護摩では北嶺大行満大阿闍梨叡南浩元さんが、根本中堂の不滅の法灯から分灯された灯火を大窯に移すと、火は瞬く間に人の背丈の倍以上の高さに燃え上がり、次々と護摩木をくべられる行者のみなさんの姿は力強く、圧巻でした。

 第2座の大護摩では森川宏映天台座主より、法要の主旨の書かれた祭文が読み上げられ、僧侶による読経のなか、祈りが捧げられました。

 比叡山に響く読経の声を聞いていると、最澄さんが1200年前に延暦寺を開いてから現在まで受け継がれている信仰や歴史のなかに自分が包み込まれているような感覚を感じました。





比叡の大護摩の参列を終えて

 初座の法要で感じた力強さ、第2座の法要で感じた歴史に包み込まれているような感覚のように、「日本仏教の母山」や「母なる山」と呼ばれる比叡山を訪れると、様々なことを体感することができます。私たちが体感した比叡山の魅力をたくさんのみなさんとともに語り合っていきたいと改めて感じた時間でした。
文:大学コラボプロジェクト参加大学生